【Ｗ107Ｒ107C107 マメ知識 500ＳＬ・ＳＬＣ ＡＭＧ３ピースホイール編】
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【Ｗ107Ｒ107C107 マメ知識 500ＳＬ・ＳＬＣ ＡＭＧ３ピースホイール編】
※マメ知識編の内容は、記憶違いなどで誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。ゆるく読んで頂ければ幸いです。
この記事は2012年に書いたものです、今読み返すと笑ってします内容もございます。
８０年代～９０年代のメルセデスにとてもよく似合うんですよね。
あのピアスボルトの無駄な？！多さと深いリムがたまりません！
ＡＭＧ３ピースにこだわり、レストアを試行錯誤しているうちについた知識をご紹介します。
ピアスボルト編
このタイプ、３ピースホイールには、2種類？ありまして、
前期の３ピースホイールのピアスボルトは、頭の部分が短いんですよね。
そしてクロームメッキされていないんです。黒く見えるのは酸化？なのか腐食なのか？なんです。
後期のピアスボルトは、頭が長くクロームメッキされています。
さらに、ＯＺの刻印と共に前期は１２．９、後期は１０．９の刻印。
これは、何かと言うとボルトの強度を表せているそうです。
この前偶然お知り合いになった方は、航空機やフェラーリの超軽量で丈夫な
特殊ボルト屋さんで、色々とお話を聞きました。
何でも１本９万だの２０万だのするボルトもあるそうです。
推測ですが、前期の発売当時は、１２．９の強度のボルトで販売したが
その後、コストダウンか強度に問題なかったかで１０．９の強度の物に
替えたと考えられます。
リペア初期のころは、ＯＺ車に直接ピアスボルトを販売してもらうように交渉したり、
工具を探したりとで、苦労しました。
メーカーでは一切販売しないし、ボルトも特定できないなんて門前払い状態でした。
結局今では、ボルト取外し工具に関しては特注で作ってしまいましたが・・・
そして、ピアスボルトの頭の１０角は、より美しく見える為だそうです。
ディスク編
ディスクのボルトホールによくクラックが入ります。
これは、W126などの車重に耐えられないせいか、工場での強いインパクト工具で締めつけて
しまうせいなのか、年数的な耐久力の限界なのか？とにかく多い！！
そこで当社は、クラックなしのディスクを集め１台分の４本を作ったりしていました。
もちろんリムとピアス等も使える部分は、次回のリペアで部品取りとして活用しています。
ディスクにはオフセットの刻印がありますが、リペア段階で
Ｊ数とオフセット数字を確認してリペアをしてきました。
ところがここだけの確認では、同一サイズではなかったのです。
裏側にオフセット刻印上に「ＭＢ２とかＭＢ５」の刻印があり
これが違うと同一のディスクではないことが分かりました。
同じＪ数、同じオフセットなのに？！何故？！
リムが付いている状態ですと分かりずらいのですが、ディスクだけ
で比べると、厚さが違うんです。
リム編
W126やR129等に使われるオフセットは、リア１０ＪのＥ１７がほとんどで
稀にＥ５の通称ブリスターオフセットがあります。
実はこれも2種類あり、直立バルブタイプとバルブが斜めに立ち上がっているタイプがあります。
直立＝Ｅ５のブリスターオフセットと思っていましたが、そうでない斜めのタイプも
Ｅ５が存在しました。逆もまたあったかな・・・よく分かりませんね。。
と言うわけで、私はこの3ピースホイールをリペアする際に、こと細かくチェックし
当たり前ですが、同一になるようチェックしまくっています。
一部間違った知識だったらごめんなさい！メールでご指摘宜しくお願いします。
数ミリ長さ違うんです。
短いのが前期型で通称鉄ボルト、長いのが後期型クロームメッキタイプボルト。
バルブが斜めタイプのＥ１７のオフセット
バルブが直立で、通称ブリスターオフセットのＥ５
リペア済みのピアスボルトの在庫です。
右は後期、左は前期。
リペア前の在庫ボルト
過去の笑えるAMG３Pネタブログ
※内容は私の経験をもとに書いていますので、間違えている知識もある可能性がありますので、よろしくお願いしたします。
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