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ベンツ AMG3ピースホイール リペア自己満編

カテゴリ:W124

ベンツ AMG3ピースホイール リペア自己満編

(パーツ・店長・ショップ情報)

過去のブリスター記事で書きましたが、AMGホイールリペアには結構つらいエピソードがあります。

レストアブリスターがショールーム内にあり、私のデスクの目の前にあるので、思い出しました。

3~4年も前から、程度の良くないAMGホイールを見つめながら、いかに安く綺麗にリペアーするかを

常に考えていました。

実際にイメージ通りに仕上がったホイールセットは、去年の夏です。やっとの思いです。


ベンツ AMG3ピースホイール リペア自己満編

ベンツ AMG3ピースホイール リペア自己満編


当社は、W126・W124・R107系を良く取り扱ってるので

よくAMG3ピースが履かれていることが多いのです。

しかし、どれをとってもリムがガリガリ。

ピアスボルトサビサビ。

ディッシュ面クラック入りまくり。

全然ダメです。

幾度となく、ホイールショップに相談するが、

見積り1本で10万言うショップもありました。

古いホイールだからか、全く親身になってくれないイメージでした。頭にきます!!

当初は、取りあえずリム部分を磨きとリム傷修正で安くしてくれるショップを見つけ、リムのみ修正していました。

でも、ピアスボルトまわりはサビたまま、その周辺は磨けない状態でした。

ディスク面は塗装で綺麗に塗れますが、リム境目とのマスキング跡が気になります。

100%納得いく状態ではありませんが、限界でした。

予算をかければいくらでも綺麗になります。むしろ20万出せばピカピカの中古が買えます。

でも、それは違います!。私のやりたいことはそこではないし旧車ファンもそれは分かっていること。

ディスク面のクラックは、どうしようもありません。

ディスク面が生きている中古をさがし交換しています。

1番の問題点は、ピアスボルトでした。

AMGホイールは、OZ社に委託していますが、ピアスボルトが安全性の問題でメーカーが出さないのです。

しかも色々なタイプがあり、特定できない!とのメーカー回答です・・・最低です。

ボルトには1本1本品番の様なものがあります。特定できないわけありません!

結局メーカーも古いホイールレストアのアフターはこんな対応。私は怒っています!

そこで考えたのが、ピアスボルトを再メッキ処理です。

しかし、これもダメ。錆が進行しているとボルト自体がもろくなり、再メッキできない。

次に考えたのが、昔お客様から聞いた海外からの購入。

これも調べたが、手がかりなし。そのお客様は連絡つかず・・・。

あれもダメ、これもダメの状態が続き、1つのショップと出会いました。

ここの店長は、今までのショップの対応と違い、親身に話を聞いてくれました。

そして実際の施工がコレです。

見事です!

ホイールは全バラシです。インナーリム・アウターリム・ピアス・ディスク・キャップと

ディスク塗装後に、リムを取り付けるので、マスキング跡はありません。

ピアスボルトは、国産のもの流用です。しかし、サイズが合わないので

取付に加工がいりますが、最善の方法を見つけました。

長々と書きましたが、それだけこの1本に対する思いが大きいのです。

それと古い旧車等の問い合わせに関心のない対応をする業者やメーカーに対する怒りがあります。

愚痴っぽくなってしまいましたが、最後までお読みになっていただきありがとうございます。

今度は、当社が施工しているウッドステアリングのエピソードでも書こうかな・・・。

これも色々ありました。。。


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