【W126 レストア初号機 500SEC AMGブリスター仕様 PW修理・ドアストライカー交換・レカロCSE売約編】
【W126 レストア初号機 500SEC AMGブリスター仕様 PW修理・ドアストライカー交換・レカロCSE売約編】
【W126 レストア初号機 500SEC AMGブリスター仕様 PW修理・ドアストライカー交換・レカロCSE売約編】
何度か書きましたが、この制作初号機の500SECブリスターと巡り合い私のレストア人生が始まりました。
思い入れが半端ではありません。オーナー様とも話しましたが、当時の私とではレストアのスキルが格段に上がったと思います。
かなり傷んだこのブリスターを仕入れてレストアし、3人(だったかな)ものオーナー様が変わりその合間にまたレストアを進め、現在に至ります。
そしてまた手が入っていきます。
とても嬉しいです。
今回のご依頼は、ドアレギュレーターの交換等です。
早速ドアトリムを取り外してみるとレギュレーターの一部が破損しています。
そしてレギュレーターの固定部分の鉄板もダメージを受け、ナットの大きさにドア内側の鉄板が切れてしまっていますね。
私の長年の経験で予想できますが、まずレギュレーターの一部が破損したことで、さらに何度かウィンドを下げさげしてしまうと、固定ナットに負担がきて鉄板が耐えられなくて丸く切れてしまうのであります、3カ所固定ナットがありますが、2個所破損です。
次に修理方法ですが、ワッシャーをただかまして取付し直す方法を稀に見ますが、これだけではNGです。
ほぼ必ず緩んできます。何度もその状況を見てきていますので言える事なんです。
レギュレーターの固定ボルトが短くナットにかかる部分が少なくなるのが原因とナットをかますことで緩む原因と考えます。
私の方法は、短いボルト自体を長いものに交換し、鉄板の切れた部分はやはりワッシャーをかまし、緩み止めを入れて長すぎたボルト部分をカットして調整しています。こんな方法で直しています。
次にドアの締まりが悪いとのことです。
これも経験でW107やW124もほぼ全てですが、ドアストライカーの調整のレベルではありません。
ストライカー交換が必要ですね。
ただ交換は簡単そうに見えますが、DIYでするのはお勧めしません。
固定ボルトのヘックスが4本ありますが、素材が悪いのかすぐに舐めます。
取外しにはしっかりとした工具と段取りがありますし、ストライカーの裏側に相手方の固定板がありますが、4本全て外すとボディー内部に落ちて大変なことになりますのでご注意を!
本日の作業は一旦ここまでです。
レカロCSEをご購入して頂きました。
あるがとうございます!
後日取付します!
確か山梨県あたりに買い取りに行き、初めてのレストアをしました。
私の中では制作ブリスター初号機です。
因みに制作ブリスター2号機は秋田県より買取し、レストア。
現在はアメリカに旅立っていきました。
制作2号機 W126 560SEC AMGブリスター仕様はこちらから
当社がレストアを始める切っ掛けとなった思い入れのあるブリスターです。
SK'ネットワーク レストア・修理相談室
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