【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア 象革リペア打ち合わせ編】
【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア 象革リペア打ち合わせ編】
【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア 象革リペア打ち合わせ編】
去年12月の入庫時から頭を悩ませてきた象革のリペア方法でした。
しかし5か月目にして解決しそうです!
表面は意外に柔らかく、スウェード調になっているので牛革の様に塗装でのリペアができません。塗装してしまうと表面の少し毛足があるような質感が無くなり、ガサガサになってしまいます。
塗装がダメなら染めでいこうとしてみた所、どうしても色落ちがある・・・。
この5カ月間、7社のレザーリペア業者にサンプルを送り施工しては色落ちを確認することを繰り返しておりました。
リペア内容のポイントはこの様な内容でした。
微妙にスウェードっぽい質感を損なわず。
染めた後に白いウエスで色落ちテスト(乾式)
さらに湿らしたウエスでのテスト
最後にたどりついたのはもはやリペア業者ではなく、染めの工場でした。
有限会社兼子皮革染色工場 何と創立 1916年(大正5年)です。
この会社でのサンプル試験では今までにない程の色落ちの無さと
質感の保持です。
工場を見学させていただき、内装パーツのほとんどを引き渡してきました。
ダッシュボードはメーター上の歪み修正をしてからなのと、フロント左右シートも次回です。
超希少車ですね、2015年12月より段階を踏んで着実にレストアを進めております。内装の象革とコンバーチブルが凄いです。
第1話 ケーニッヒキャラットコンバーチブルのレストア入庫編はこちらから
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