【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア オープントップシリンダーO/H格闘編】
【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア オープントップシリンダーO/H格闘編】
【W126 560SECケーニッヒ キャラット コンバーチブル レストア オープントップシリンダーO/H格闘編】
今回のネタは、ブログでは1話で終わってしまいますが、3カ月以上格闘した内容を凝縮してお送りします。
トップの開閉動作を確認中に漏れを発見したのが始まりですが、O/Hは元々難しいのではと考えておりました。
しかし取り外してみた時に、予想はしていたのですがメーカー名も刻印も何も無く手がかりは全くありませんでした。
ネットで調べた幾つかのシリンダー関係の工場に相談してみるものの、門前払い的な対応に少しいらつき、あきらめずに電話をかけたり現物送ったりとしてみました。
そしてやっとです、神奈川県大和市にある(株)マエダ様は、話を真剣に聞いてくれて、大変感じの良い対応でした。もちろんこの様な小さなシリンダーは専門ではありません。
その後、打ち合わせする事数回、シールを特注で作ってくれたり、旋盤で加工しながら組み上げて頂きました。
本日朝9時に納品でしたが、とにかく細かくご説明をしていただき、私の頭では難しく半分も理解できないお話でしたが、相当苦戦して頂いたらしく思いは伝わってきました。
もう一回O/Hできるシール類と、精密な計測による図面までおこして頂き、最後には工場見学までさせて頂きました。
今回の様は特殊なメーカーも不明で生産国も不明のシリンダーでしたが、
快く受けて対応して頂き、感謝しております。
さてO/H内容は画像と共にご説明致します。
指先のシールをカシメて止めている部分が少し不安だそうです。
オリジナルもカシメでした。
このシール類は次回O/H用の予備シールです。
このグリーンの特殊なシールは特注品です、さらに旋盤で削って入れ込んだようです。国産規格のシールも色々取り寄せ全て合わずだったそうです。
取り外したシールです
20キロまで耐えられるテスト済みです、ただ最初に書きましたカシメ部分が不安があるので、それ以上はやめといたそうです。計算上でないようです。
凄い図面ですが、私にはさっぱりです。
図面をおこすところから始まるんですね、素人考えでOリングを交換だけみたいな考えでしたが、反省です。
工場見学です、機械のご説明をしていただきました。
打ち合わせ＆納品ご説明
超希少車ですね、2015年12月より段階を踏んで着実にレストアを進めております。内装の象革とコンバーチブルが凄いです。
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