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埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

(埼玉県O様 W107 500SLC レストア編)

今回の加工は、W107オーナー様必見です!

W107はノーマルでもシートポジションに問題があり、

特にSLは、背の高いオーナー様ですと、天井に頭がついてしまいます。

そこでレカロのローポジションレールを皆様取付しますが、

今度は前後のスライドが、レカロの場合可動範囲が少なく、足が窮屈になるんですね。

ポイントは3つ。

ノーマルシートでは座高が高すぎる(特にSL)
SLの場合は、元々スライド範囲が少なく(リアトリムに当たる)ローポジレールとレカロでポジションを下げる。

SLCはレカロとローポジレールで下がっても、前後のスライド範囲が狭く、足が窮屈になる。
これが今回の加工作業です。

純正シートでは、ポジションを下げることはまず不可能と思います。
床のフレームに純正レールが当たり、それを加工してカットすれば可能だが、強度の問題でNGでは?!。

なんか、分かりづらい説明ですみません!

今回のご依頼の再確認です。

レカロとローポジレールで高さはまずまずOKですが、前後の可動範囲が狭く、足が窮屈
なので、シートポジションを、15センチ下げたいということです。

まずは、仕組みを簡単にご説明。

車体・レカロローポジベースフレーム・レカロレール・レカロシートの順。

最初の加工は、シート裏に付くレカロレールを3センチバックさせました。

この部分でのバックは、これが限界の数値、頑張ればあと5ミリ可能。

次にベースフレームを12センチバックさせ、同時にシートベルトキャッチやベルトを止めるステーは8センチバック。

(助手席は、ベースフレームが短く5センチ程しかバックできません。)

すると、本来は横に2枚の鉄板で補強されているが、その2枚の間隔が狭くなるため後ろ側に鉄の棒で補強。

真ん中の鉄板補強は、設計上ずらせないのでこのようにしました。(ホントややこしい説明ですみません!)

これはノーマルレカロベースフレーム、これから加工します。

埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編


シート側レカロレール、これを加工してこの時点で3センチバックしています。
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編


溶接個所を外して再溶接、位置決めがポイントです。
完全にばらすとボディーに止めるボルト穴が変わるので、後ろの鉄板補強は外さないようにしました。
これはポイントです。
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

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12センチバックさせたベースフレーム。シートベルト関係のステー×4も8センチバック
さらに補強×2
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

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丸い鉄の棒は追加補強です。
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編


ボディーに装着、一安心!
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編


この部分を12センチバックさせたということです。
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編


助手席も同じく!しかし、ベースフレーム形状の違いで、助手席だけはシートベルト類のステーは5センチしかバックできませんでした。
埼玉県O様 500SLC レカロレールポジション調整編

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