W126 280SE 希少色! バルブシール交換編
W126 280SE 希少色! バルブシール交換編
(ベンツ W126編)
大変重要なメンテナンスになります。
バルブシールの症状として、オイル下がりやマフラーからの白煙があり
早い段階での交換が必要です。
交換時期を逃して、症状がひどくなってからの交換では、
バルブガイド自体がやせて、シールを交換しても手遅れになる可能性があります。
当社レストア車ではほぼ施工する重要な整備なんです。
今回は目ずらしい、M110ツインカム12バルブ 直列6気筒エンジン。
この当時のバルブシールは樹脂製のシールを使っていて、現在では
対策でゴム製に変わっていますね。
そしてこのEGで厄介なのがバルブクリアランス調整が必要で
IN 0.01ミリ EX 0.025ミリと微妙なクリアランスなんですね。
W126 M117エンジンでは油圧式の為必要ありませんので、多少工賃割高になります。
バルブシールも前期・中期・後期と3種類あり、タペットパッキンは良いのですが
センターのバルブホールパッキンからのオイル漏れもするのでチェックが必要です。
バルブシールを交換することによりトルクや燃費も向上し、EGの本来のパワーに
近づきます。
まずはタペットを開けて確認。
綺麗な内部ですね。
ロッカーアームの取り外し、綺麗です。
これが傷ついていると、タペットの音になります。
過去のオイル管理が分かるんです。
2ヶ所よりセンタープラグホールパッキンよりオイル漏れを確認。
バルブシールは一番奥なので、ドンドンばらします。
スプリングを外すとシールを確認。
シールが広がっているのが分かりますね。樹脂製は突然割れることもあり
要注意なんです。今回交換するシールはゴム製。
バルブクリアランスの調整中!微妙な調整です。
タペットパッキンとプラグホールパッキンの交換
1日かかってしまいました。撮影時には真っ暗。
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